英語学習を始めたときに最初に覚える「名詞(noun)」。
でも、「名詞って何?」「どこで使われるの?」という疑問を持つ人も多いですよね。
この記事では、英語の名詞の意味・種類・文中での役割、
そして SVO(主語・動詞・目的語) のどの部分に入るのかを、
初心者にもわかりやすく整理して解説します。
名詞とは?
名詞(noun) とは、
「人・もの・場所・考え・出来事などの“名前”を表す言葉」
のことです。
たとえば:
dog, car, happiness, Tokyo
(犬・車・幸福・東京)
名詞の種類と例
名詞にはいくつかの種類があります。
以下の表で「何を表す名詞なのか」をまとめました。
種類 | 説明 | 例(英語) | 例(日本語) |
---|---|---|---|
人 | 誰かの名前や職業など | Tom, teacher, doctor | トム、先生、医者 |
もの | 物・食べ物・道具など | apple, book, car | りんご、本、車 |
場所 | 地名や建物など | Japan, park, school | 日本、公園、学校 |
動物 | 動物の名前 | dog, cat, elephant | 犬、猫、象 |
時間・期間 | 時間や日など | day, year, morning | 日、年、朝 |
感情・考え | 目に見えない概念 | love, freedom, peace | 愛、自由、平和 |
出来事・行為 | 動作を名詞化したもの | swimming, meeting | 水泳、会議 |
ポイント
名詞は「名前をつけられるもの」すべてです。
つまり「形のあるもの」だけでなく、「気持ち」や「行為」も名詞になります。
名詞の働き(文の中での役割)
名詞は英語の文の中で、いくつかの重要なポジションに登場します。
それぞれの働きを見てみましょう。
役割 | 文中の位置 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
主語(subject) | 文の最初に来る | Dogs bark. | 犬は吠える。 |
目的語(object) | 動詞の後に来る | I like music. | 私は音楽が好き。 |
補語(complement) | be動詞などの後に来る | She is a teacher. | 彼女は先生です。 |
前置詞の目的語 | 前置詞の後に来る | in the park | 公園で |
主語・目的語・補語 いずれも名詞が入りやすいポジションです。
名詞は英文ではSVOのどこに入る?
英語の基本構造「SVO(主語・動詞・目的語)」の中で、
名詞は S(主語)とO(目的語) の部分に入ります。
位置 | 名称 | 名詞の役割 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|---|
S(Subject) | 主語 | 「誰が」「何が」を表す | Dogs bark. | 犬は吠える。 |
O(Object) | 目的語 | 「何を」「誰を」を表す | I like music. | 私は音楽が好き。 |
S = 名詞(主語)
→ 文章の「主人公」を示す。
O = 名詞(目的語)
→ 「何をするのか」の対象を示す。