have の意味と使い方を完全解説｜所有・完了・義務・使役まで“全部わかる”深堀ガイド

have を深堀り｜英語でもっとも重要な動詞の1つ

have は「持つ」だけの動詞ではありません。
実は 5つ以上の役割 を持つ “超多機能動詞”。

これを理解すると、英語が一気にわかりやすくなります。

1. have の基本：所有を表す（もっとも有名な意味）

✔「持っている」「所有している」

例：

• I have a car.（車を持っている）
• She has a cat.（彼女は猫を飼っている）

特徴

・「自分のもの」「持ち物」を表す基本の用法
・形で変化：have / has

2. have ＝「経験」を表す（現在完了形の have）

✔「〜したことがある」

現在完了形（have + 過去分詞）

例：

• I have been to Tokyo.（東京に行ったことがある）
• She has tried sushi.（彼女は寿司を食べたことがある）

特徴

経験・継続・完了を表す have
→ 意味は「〜したことがある」（経験）

3. have ＝「〜している状態」（完了形の継続）

✔「ずっと〜している」

例：

• I have lived here for 5 years.
  　（5年間ずっとここに住んでいる）
• She has known him since 2010.
  　（2010年から彼を知っている＝長い関係）

特徴

「長く続いている状態」を表す。

4. have ＝「受け身で被害・経験を受けた」

have + 目的語 + 過去分詞
＝「〜をされる」「〜をしてもらう」

✔ ① 被害（イヤなこと）

• I had my bag stolen.
  （バッグを盗まれた）

✔ ② サービス（良いこと）

• I had my hair cut.
  （髪を切ってもらった）

特徴

SVOC の「使役・被害」の have
→「自分が何かの影響を受けた」

5. have to ＝「〜しなければならない」（義務）

✔ 「must」に近い意味

例：

• I have to go.（行かなきゃいけない）
• She has to work today.（彼女は今日働かなきゃいけない）

have が助動詞的に働く特殊用法。

6. have の“会話での自然な意味”

会話では have は「属性」「状態」を表すことが多い。

✔「持っている」ではなく「〜がある」「〜の状態」

• I have time.（時間あるよ）
• I have a cold.（風邪をひいている）
• I have an idea.（いいアイデアがある）

訳は「持っている」ではなく自然な日本語に変換するのがコツ。

7. have のコアイメージ（すべての意味の共通点）

have のコアは
「自分の中にある／自分に関係している状態」

これだけで全用法が理解できる

have はすべて「自分と関係があるもの」。

8. have の形の変化

完了形：
have / has + 過去分詞

9. 「使役の have」と「使役の make / let」の違い

have は強制でも許可でもない、中間のニュアンス。

10. 会話で超よく出る have の表現

① have lunch / have dinner

→ 食べる（eat より自然）

② have fun

→ 楽しむ

③ have a good time

→ 良い時間を過ごす

④ have a look

→ ちょっと見る

⑤ have a rest

→ 休む

have は「行為」も表せる万能動詞。

11. よくある間違い

I have been to play tennis.

→ to play は動作。been to は場所にしか使えない。

I have to playing.

→ have to + 動詞の原形
→ 正：I have to play.

まとめ：have は“自分に関係している状態”を表す動詞

have を理解すると、英語の文のほとんどが読み解けるほど重要です。