「do」と「did」は、英語の基本動詞でありながら、助動詞として使われると意味や役割が大きく変わります。質問文・否定文・強調表現など、会話に欠かせない重要な単語です。ここでは、それぞれの役割を順番に整理して説明します。
1. do / did の基本(現在形・過去形としての動詞)
まず、動詞としての「do」は「する」という意味。
過去形は「did」。
例
- I do my homework.(私は宿題をする)
- I did my homework.(私は宿題をした)
ポイント
- 「する」の意味で使うときは普通の動詞
- 三単現のときは does(He does ~)
2. do / did の助動詞(質問文を作る)
英語では、一般動詞の疑問文を作るときに do / does / did を使います。
現在の疑問文
| 主語 | 助動詞 | 動詞 |
|---|---|---|
| Do you | like | sushi? |
例
- Do you like coffee?
- Do they live in Japan?
- Does he play tennis?
過去の疑問文
過去はすべて did + 動詞の原形
例
- Did you go there?
- Did she call you?
- Did they enjoy it?
ポイント
- 助動詞として使うとき、後ろの動詞は必ず原形になる
- does / did が時制を表す
3. do / did の否定文
否定文にも必ず do / does / did を使います。
現在の否定
- I do not like it.
- He does not know.
短縮:
- don’t
- doesn’t
過去の否定
- I did not go.
- She did not see it.
短縮:
- didn’t
4. 強調の do / did(本当に〜だよ)
肯定文なのに do / did を入れると、強調の意味になります。
現在の強調
- I do like it.(私は本当にそれが好きだよ)
- He does know.(彼はちゃんと知ってるよ)
過去の強調
- I did go.(確かに行ったよ)
- She did call me.(彼女は本当に電話してきた)
ポイント
- 相手の誤解を直す時に使う
- 感情がこもる自然な表現
5. do の「代動詞」(前の動詞を受けて“それをする”)
動作を繰り返したくない時、**do が「それをする」**の意味になります。
例
- I like coffee.
— I do too.(私もだよ) - She said she would clean the room, and she did.
(彼女は部屋を掃除すると言い、実際にそうした)
ポイント
- 前の動作をそのまま引き継ぐ
- 会話がスムーズになる
6. do の命令(軽いサポートの「どうぞ〜して」)
do + 動詞で、相手を励ましたり、親切に促すときにも使います。
例
- Do come in.(どうぞ入ってください)
- Do try it.(ぜひ試してみて)
ポイント
- 丁寧で柔らかい命令形
- 英国英語でよく使われる
7. do の強調副詞(Really? → I really do.)
返事を強調したいとき、「do」を添えることがあります。
例
- You like it?
— I really do.
(好きなの? → 本当に好きだよ) - You think so?
— I actually do.
(そう思う? → 実はそう思ってる)
do / did の使い分けまとめ表
| 用法 | do / does | did | 説明 |
|---|---|---|---|
| 動詞(する) | 現在 | 過去 | 基本の意味 |
| 疑問文 | Do you〜? / Does he〜? | Did you〜? | 一般動詞の質問 |
| 否定文 | don’t / doesn’t | didn’t | 動詞の原形とセット |
| 強調 | do / does | did | 「本当に〜だよ」 |
| 代動詞 | do | did | 「それをする」 |
| 丁寧な命令 | do + 動詞 | – | 「どうぞ〜して」 |



