1. 目的語(object)とは?
目的語とは、
動詞の「動作の対象」になる名詞や代名詞 のことです。
基本構造
S + V + O
(主語 + 動詞 + 目的語)
例文:
I like music.
私は音楽が好きです。
→ 「like(好き)」という動作の対象が “music”。
→ “music” が目的語です。
つまり、「何を?」「誰を?」と聞いて答えになるのが目的語。
| 文 | 質問 | 答え(目的語) |
|---|---|---|
| I play tennis. | 何をする? | tennis |
| She reads a book. | 何を読む? | a book |
| He saw a dog. | 何を見た? | a dog |
目的語は名詞の仲間(名詞・代名詞・名詞句・名詞節など)が入ります。
2. 形容詞(adjective)とは?
形容詞は、
名詞の性質・状態・特徴を表す 言葉です。
例:
- a beautiful flower(美しい花)
- He is kind.(彼は優しい)
働きの2パターン
| 位置 | 形 | 例文 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 名詞の前(限定用法) | a small dog | 小さい犬 | 名詞を修飾 |
| be動詞などの後(叙述用法) | The dog is small. | 犬は小さい | 主語を説明 |
形容詞は「名詞の性質」や「主語の状態」を説明するのが仕事。
3. 目的語と形容詞の決定的な違い
| 項目 | 目的語(O) | 形容詞(Adj.) |
|---|---|---|
| 品詞 | 名詞・代名詞など | 形容詞 |
| 文中の位置 | 動詞のあと(SVO文型) | 名詞の前 or be動詞のあと |
| 働き | 動作の対象になる | 名詞の性質・状態を説明する |
| 質問での答え | 「何を?」「誰を?」 | 「どんな?」 |
| 例文 | I like music. | She is kind. |
つまり、
- 「O(目的語)=行為の相手」
- 「形容詞=人や物の説明」
です。
4. どちらも登場する例で比較
I found the movie interesting.
構造:S + V + O + C(第5文型)
| 要素 | 役割 | 品詞 |
|---|---|---|
| I | 主語(S) | 代名詞 |
| found | 動詞(V) | 一般動詞 |
| the movie | 目的語(O) | 名詞句 |
| interesting | 補語(C/形容詞) | 形容詞 |
→ 「私はその映画が(O)おもしろい(C)と感じた」
このように「目的語(名詞)」+「形容詞(補語)」が並ぶと、
「OがCの状態である」という意味を作ります。
5. よく混同されるケース
| 間違い | 正しい文 | 解説 |
|---|---|---|
| I am tired person. | I am a tired person. / I am tired. | “tired”は形容詞。冠詞も必要。 |
| She likes beautiful. | She likes beautiful things. | “beautiful”は形容詞、名詞を修飾しないと使えない。 |
| I am hungry a little. | I am a little hungry. | “a little”は形容詞を修飾する副詞句。語順注意。 |
まとめ
| 項目 | 目的語(O) | 形容詞(Adj.) |
|---|---|---|
| 意味 | 動作・行為の対象 | 性質・状態・特徴 |
| 文型 | SVO, SVOO, SVOCなど | SVC, 名詞修飾 |
| 品詞 | 名詞・代名詞 | 形容詞 |
| 位置 | 動詞のあと | 名詞の前 or be動詞のあと |
| 例文 | I like cats. | The cats are cute. |
覚え方のヒント:
「目的語=“誰・何を”」
「形容詞=“どんな”」
動詞のあとに来て「何を?」と聞けるなら目的語、
名詞を説明しているなら形容詞、
と判断すると簡単に区別できます。



